うちは中日新聞を取ってるんです。
今朝の一番のニュースは、テレビ欄の下の方、運勢の欄にありました。
松雲庵主が亡くなられたとのこと。
なんと、
約60年間も、中日新聞の運勢を担当されていたということ。
私が松雲庵主のことを気にし始めたのは、成人したあとかなぁ?
子供の頃から、新聞の記事は読まなくても、運勢だけは見てたんですけど。
そういえば、これ、誰が書いてんだ?と思って。
毎日毎日、勉強になるようなことが書いてあるんでね。
で、左下に括弧書きで(松雲庵主)と書いてあることに、その時初めて気付いたんです。
この運勢を見るために中日新聞or東京新聞を取ってる人もいるらしいですよね。
三面記事とかの大まかな所はどの新聞も大差なかろうという、その気持ちは私も分かる。
松雲庵主は、皆が知ってる謎の人物って感じでしたね。
休みなく、毎日毎日掲載されるわけだしね。
だから私は、一つの疑惑を抱いてたんです。
疑惑というか、
中日新聞には運勢を担当する人が複数いて、その共同のペンネームが松雲庵主なのかなぁ?とか、勝手に思ってたんですけど、
この方が松雲庵主だそうです。お坊さんだったんですね。
池上本門寺という日蓮宗のお寺の山主だそうです。
Yahoo地図で調べたら、東京の大田区のお寺のようです。
松雲庵主のような生き方は羨ましいと思うし、すごいと思います。
ほぼ毎日、約60年間も、運勢の掲載という一つのことを続けるとは。
お坊さんとしての御勤めの間を縫って続けてこられたわけでね。
大往生ですよね。
心よりご冥福をお祈りいたします。
中日新聞社さんには、「松雲庵主の言葉」みたいな単行本を刊行してくださることを期待します。
と、ここまで昨日書いたんですけど、
「このお坊さんは松雲庵主の言葉を引用しただけではないか?」とコメントが付きまして。
再び調べてみたら、その指摘は正しいみたいです。
ちょっと勇み足でした。すみません。ただ、たしかに言えることは、
こういう偉いお坊さんも引用したくなるほど、松雲庵主の言葉には力があるということ。
(あと、池上本門寺ではたぶん、東京新聞を取っているんじゃないかなぁということ)
このお坊さんが松雲庵主ではないとなると、
松雲庵主は益々謎の人物ってことですね。
これもネット検索で調べたんですが、
中日新聞では松雲庵主の正体を公にできないというスタンスを取っているようです。
人が人なら「私が松雲庵主です」といって、講演会とか商売とかしそうな気もしますけど。
松雲庵主はやっぱり人格者だったということでしょうか。
で、
松雲庵主の跡を継ぐ人なんですが、
松風庵主という人だそうです。
と考えると、これはやっぱりペンネームみたいですね。
タイガーマスクが伊達直人みたいなもんでしょうか。
それとも、松雲庵とか松風庵とか、知る人ぞ知る駆け込み寺があるんでしょうか?(私は知らないけど)
誰なんだろうね?中日新聞の社員とかか?
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はじめまして。私は長年中日新聞の運勢欄を見ている者です。いつも深い言葉に勇気付けられていました。
それがある日突然「あれ?」と。何かが違う…。最初気のせいかと思いましたが、1週間ほど見ていて確信に変わりました。書いている人が変わったに違いない。亡くなったのかもしれない…。私の求めている言葉がそこにはもうありませんでした。
運勢が悪い時も表現に優しさが感じられ、厳しい中にも光がありました。言葉に人格がにじみ出ていたのです。
このところずっと運勢の悪いことが書かれ、見るたびに落ち込んでしまい、検索してみたらこのブログにたどり着きました。馬鹿みたいだけど涙が出ました。ありがとうございました。
松雲庵主様、長い間ありがとうございました。合掌
2014/12/19 (Fri) | ぴの #- | URL | Edit